WordPressサイト移行におすすめのプラングイン11選と引越しサービス!
WordPressのサイトを移行したいけれど、「どのプラグインを使えばいいの?」「失敗しない方法を知りたい」という方のために、ここでは実際に使って分かったおすすめの移行プラグイン9選を紹介します。
それぞれの特徴・使い方・注意点・向いている人を個別に解説しているので、自分のサイト規模や技術レベルに合わせて選んでみてください。
WordPressサイト移行におすすめのプラグイ11選(徹底解説)

① All-in-One WP Migration

初心者に最も人気のあるプラグイン。クリックだけでサイト全体を1つのファイルにまとめて移行できます。
使い方:
1. 管理画面左メニュー「All-in-One WP Migration」→「エクスポート」をクリック。
2. 「ファイル」を選択してエクスポート実行。
3. 生成された.wpressファイルをダウンロード。
4. 新サーバー側でも同プラグインをインストールし、「インポート」→ ファイルをアップロード。
注意点: 無料版は512MBまで。大容量サイトは「Unlimited Extension(有料)」が必要です。
向いている人:
– 小規模ブログや個人サイト
– WordPress初心者
– ファイル転送が苦手な人
メモ: 約400MBのブログを移行した際、15分ほどで完了。PHPの実行制限が短いサーバーでは、max_execution_timeを600秒以上にしておくと安定します。
② Duplicator

中〜上級者に人気の多機能プラグイン。バックアップ、アーカイブ、移行を一括で処理できます。
使い方:
1. 「Duplicator」→「Packages」→「Create New」→「Next」。
2. サイトスキャン後、「Build」をクリックしてZIPファイルとinstaller.phpを作成。
3. 両方を新サーバーのルートフォルダにアップロード。
4. ブラウザで https://新ドメイン/installer.php にアクセスし、指示に従う。
注意点: ZIP作成時に「Timeout」エラーが出る場合は、キャッシュフォルダ(/wp-content/cache/など)を除外設定に。
向いている人:
– 中規模以上のサイト運営者
– サーバー操作に慣れている人
– 自分でドメイン変更も行いたい人
メモ: 複数ドメインの移行もスムーズ。唯一の注意点は、旧サーバーと新サーバーのPHPバージョン差。差が大きいと文字化けすることがあります。
③ UpdraftPlus

世界的に利用者が多いバックアップ系プラグイン。クラウド連携(Google Drive、Dropboxなど)が強力です。
使い方:
1. 「設定」→「UpdraftPlus Backups」→「設定」タブへ。
2. バックアップの保存先にクラウドを指定し、認証を完了。
3. 「今すぐバックアップ」でバックアップを実行。
4. 新サイトに同プラグインを入れ、「既存のバックアップ」から復元。
注意点: 無料版では完全な移行(URL置換など)が一部制限されるため、Pro版を使うとより安定します。
向いている人:
– 定期的なバックアップも同時に行いたい
– 複数のサイトをクラウドで管理したい
メモ: Google Drive保存で安定。Dropbox連携より速度が速く、ファイル破損も少ない印象です。
④ Migrate Guru

大容量サイトを高速で転送できるクラウド型移行ツール。200GBまで無料対応という破格の性能です。
使い方:
1. 新サイトにMigrate Guruをインストール。
2. 「Migrate Site」→ 旧サイトのURL・FTP情報を入力。
3. 「Migrate」をクリックすると、自動でデータ転送開始。
4. 終了後にメールで完了通知。
注意点: サブディレクトリ形式や認証制限があるサイトは対応外。移行中に編集を行うとエラーが出るため、作業中は更新を停止しましょう。
向いている人:
– 1GB以上の大容量サイト
– 画像・動画が多いメディア運営者
メモ: 4GB超のサイトを20分で完了。Duplicatorでは60分かかったので、大容量サイトにはMigrate Guruが断然有利。
⑤ WP Migrate Lite

開発者向けの移行ツール。データベースや特定テーブルの転送・置換が得意で、部分移行にも対応します。
使い方:
1. 管理画面「WP Migrate」→「Push/Pull」を選択。
2. 転送元と転送先の接続キーを入力。
3. 「Export」または「Import」でDBを同期。
4. URL・パスを自動置換して移行完了。
注意点: ファイル(メディアやテーマ)は転送対象外。DB中心の開発用途に適しています。
向いている人:
– 開発・テスト環境を使い分けたい人
– データベースのみ安全に移行したい人
メモ: staging環境→本番反映に最適。反面、初心者にはやや取っつきにくいUIです。
⑥ BackupBuddy

有料ながら高機能な老舗プラグイン。スケジュールバックアップ・移行・セキュリティ通知まで一括管理できます。
使い方:
1. BackupBuddyメニュー → 「Backup」→「Complete Backup」を実行。
2. 生成されたZIPをダウンロードし、新サイトへアップロード。
3. 「ImportBuddy.php」をブラウザで実行して復元。
注意点: 日本語化が不完全。操作手順を事前に確認しておくと安心です。
向いている人:
– 有料でも信頼性を重視する方
– サイト運営歴が長く、定期バックアップが欠かせない方
メモ: サイト更新頻度が高い方におすすめ。毎日自動でバックアップが取れるので、トラブル時もすぐ復旧可能でした。
⑦ VaultPress(Jetpack Backup)

Automattic(WordPress.com運営会社)が提供する純正のバックアップ&移行プラグイン。安定性と信頼性が抜群です。
使い方:
1. Jetpackプラグインを有効化し、WordPress.comアカウントと連携。
2. 「VaultPress(Backup)」タブでバックアップを有効化。
3. 新サーバーにインストール後、「Restore」をクリックで復元。
注意点: 有料(月額制)。サブスクリプション登録が必要です。
向いている人:
– ビジネスサイトや法人メディア
– 自動化とサポート体制を重視する方
メモ: WordPress公式が開発しているだけあり安定性が抜群。サポート返信も迅速でした。
⑧ WPvivid Backup Plugin

無料でも非常に多機能なプラグイン。バックアップ・移行・スケジュール機能を1つでまかなえます。
使い方:
1. 「WPvivid Backup」→「Backup & Restore」でバックアップを作成。
2. 新サイトで同プラグインを入れ、「Upload」でファイルをインポート。
3. 復元後、パーマリンクを再保存。
注意点: サーバー間でPHPメモリ制限が異なると、インポート時に「メモリ不足」エラーが出る場合があります。
向いている人:
– 無料で高機能なツールを使いたい方
– 1GB以内の中規模ブログ運営者
験メモ: 無料の範囲でここまで安定しているのは稀。唯一、インポート進行率の表示がやや不安定ですが、成功率は高いです。
⑨ BackWPup

バックアップ特化型プラグイン。移行はバックアップ→復元の形で行います。
使い方:
1. 「BackWPup」→「ジョブを追加」→「バックアップ先」を設定(Dropboxなど)。
2. 「今すぐ実行」でバックアップを作成。
3. 新環境にインストール後、「インポート」→ファイル指定で復元。
注意点: UIがやや古く、日本語訳も部分的。操作ミスを防ぐため、最初はテスト環境で試すのがおすすめです。
向いている人:
– データ損失を絶対に避けたい人
– 定期バックアップを重視する運営者
メモ: 復元速度は遅めですが、バックアップの信頼性は高い。WordPress4系から使い続けています。
以上が、WordPressサイト移行に使える主要プラグイン9選の詳解です。 次の章では、プラグインを使わない「手動移行」の手順を紹介します。
プラグインを利用せずに移行する場合

プラグインを使いたくない方や、プラグインでのエラーが多い場合には、手動で移行する方法もあります。
少し手間はかかりますが、作業の流れを理解していれば十分実現可能です。ここでは、FTPとphpMyAdminを使った手動移行の手順を紹介します。
手動で移行する5ステップ
STEP1:旧サイトのデータをバックアップ
FTPソフト(例:FileZilla)を使い、旧サーバーの「public_html」フォルダ内の全データをパソコンにダウンロードします。 特に「wp-content」フォルダ(テーマ・プラグイン・画像など)が重要です。
STEP2:データベースをエクスポート
サーバーの管理画面からphpMyAdminを開き、対象データベースを選択 →「エクスポート」→「SQL形式」を指定してダウンロードします。
STEP3:新サーバーにWordPressを設置
新サーバーでWordPressをインストールします。 その際、wp-config.phpの「DB_NAME」「DB_USER」「DB_PASSWORD」を新環境の設定に合わせて編集しておきましょう。
STEP4:データベースをインポート
新サーバー側のphpMyAdminを開き、「インポート」から旧サイトでエクスポートしたSQLファイルをアップロードします。
STEP5:URLを新ドメインに置換
ドメインが変わる場合は、Search Replace DBツールなどを使って旧URLを新URLに一括変換します。
例:https://oldsite.com → https://newsite.com
補足: 移行完了後は、WordPress管理画面の「設定」→「パーマリンク」で一度「変更を保存」ボタンを押すと、内部リンクが正しく再構成されます。
手動移行の注意点とコツ
- FTP転送モードは「バイナリモード」を選ぶ(文字化け防止)
- ファイル数が多い場合は「再送信」を許可しておく
- 移行後は必ず「wp_options」テーブル内のsiteurlとhomeを確認
- SSL対応サイトでは、
.htaccessにリダイレクト設定を追記
この方法は、構造を理解している方なら自由度が高く、プラグイン依存から解放される利点もあります。
移行時のよくあるトラブルと対処法
容量制限エラーで止まる場合
「ファイルサイズが大きすぎる」「タイムアウトしました」というエラーが出る場合は、PHP設定の制限を変更します。
php_value upload_max_filesize 512M
php_value post_max_size 512M
php_value max_execution_time 600
php_value max_input_time 600
上記を.htaccessまたはphp.iniに追記することで、多くのエラーは解消します。 また、サーバーの一時ファイル(tmpフォルダ)を掃除すると成功率が上がります。
移行後にレイアウトが崩れる場合
テーマファイルのバージョン違いや、CSS・JavaScriptキャッシュが原因です。 以下を順に確認しましょう。
- ブラウザキャッシュを削除し、再読み込み
- キャッシュ系プラグイン(WP Super Cache、LiteSpeed Cacheなど)を一時停止
- 「wp-content/uploads」内の画像URLが正しいかチェック
- 「設定」→「一般」でsiteurlとhomeが新ドメインになっているか確認
それでも直らない場合、FTPでテーマフォルダを再アップロードすると解決することがあります。
自力で難しいと感じたら?サイト引越し屋さんを活用しよう

WordPressサイトの移行は、正しい手順を踏めば自力でも可能ですが、 実際には「容量オーバーで止まる」「SSLがうまく反映されない」「真っ白画面で開かない」など、思わぬトラブルが起きがちです。
もし途中で作業が止まったり、時間が取れない場合は、WordPress専門の移行代行サービス「サイト引越し屋さん」を利用するのがおすすめです。
プロが安全かつ確実にサイトを移行してくれるため、データ消失やダウンタイムのリスクを最小限にできます。
サイト引越し屋さんは3,000件以上の実績がある老舗サービス
サイト引越し屋さんは、累計3,000件以上の実績を持つWordPress専門の移行代行サービスです。 サーバー移転はもちろん、ドメイン変更、SSL設定、メール設定、リダイレクト処理など、移行に関わるすべての工程をワンストップで対応してくれます。
- WordPress ⇔ WordPress の移行(サーバー間の引越し)
- 無料ブログ(Ameba、FC2など)→ WordPressへの移行
- 他CMS(Wix、Jimdo、Movable Typeなど)→ WordPress化
- ドメイン変更・SSL対応・メール設定・301リダイレクト処理
- 移行後の動作確認・保守サポート・トラブル修正
こうした幅広い対応範囲により、「自分では難しい」と感じる部分をすべて代行してもらえます。
料金体系と保証内容
サイト引越し屋さんの料金は、サイトの規模やデータ量によって変わりますが、 一般的なWordPressからWordPressへのサーバー移行なら49,500円(税込)〜の範囲が目安です。
料金プランは主に3タイプ:
- ライトプラン:小規模ブログや個人サイト向け(約3〜5万円)
- スタンダードプラン:企業サイトや中規模メディア向け(約5〜7万円)
- アドバンスプラン:大規模サイト・EC・複数ドメイン対応(約8万円〜)
また、全プランに「移行後の不具合修正保証」と「損害賠償保険(最大1億円)」が含まれています。 この保証制度は、他の代行業者にはあまり見られない安心ポイントです。
注意点: 料金は「記事数・画像数・データベース容量」によって変動します。 見積もり依頼時には、サイトURLとサーバー情報を伝えると、正確な金額を提示してもらえます。
依頼から完了までの流れ
実際の作業の流れは非常にスムーズです。
- 無料相談・見積もり依頼
公式サイトのフォームからサイトURLと希望内容を送信します。 (例:「エックスサーバーからConoHa WINGへ移行したい」など) - 見積もり&内容確認
サイト規模や構成に応じて見積もりが提示されます。内容と料金を確認して正式に依頼。 - 移行作業スタート
専任の技術者がデータバックアップ → サーバー転送 → SSL設定 → DNS切り替えまで一貫対応。 この間、サイトを止めずに移行する「ダウンタイムゼロ移行」も可能です。 - 動作確認・納品
移行完了後、依頼者が実際のサイト表示を確認。 問題がなければ正式納品となります。 不具合があれば、修正保証で無償対応。 - アフターサポート
希望すれば、月額制の保守・バックアップ代行サービスにも移行可能。 更新ミスやエラー発生時にも対応してもらえます。
作業期間は通常1〜5営業日程度。緊急案件の場合、特急対応もあります(要追加料金)。
他社との比較でわかる強み
他の移行代行サービスと比較して際立つのは、WordPress専業チームによる対応品質です。
| 項目 | サイト引越し屋さん | 一般的な代行業者 |
|---|---|---|
| 対応CMS | WordPress専門 | 汎用(HTML, Wixなど) |
| SSL設定・ドメイン変更 | 無料対応 | 別料金 |
| トラブル修正保証 | 〇(無償対応) | ×(別見積もり) |
| 損害賠償補償 | 〇(最大1億円) | △(上限不明) |
| 対応スピード | 最短即日〜5日 | 1〜2週間 |
このように、サイト引越し屋さんは「価格よりも安全性・確実性を重視したい人」に適しています。
サイト引越し屋さんのデメリット
一方で、以下の点には注意が必要です。
- プラグインを使った自力移行よりもコストが高い(3〜10万円程度)
- 記事数や容量が多い場合、納期が延びることがある
- 自分で技術的に試したい人には物足りないかもしれない
しかし、エラー対応・修正保証・補償制度まで考えると、総合的な安心感は非常に高く、特に法人や商用サイトではコスパが良い選択と言えます。
こんな人におすすめ
- 仕事で使うサイトなので絶対に失敗できない
- 複数ドメインやサブサイトをまとめて移行したい
- 過去に移行プラグインで失敗した経験がある
- 時間を節約して本業に集中したい
「サイト移行を自分で試したけれど、途中で止まってしまった」 そんな方でも、途中の状態から引き継いで移行してくれるのがサイト引越し屋さんの強みです。
初回相談・見積もりは無料なので、迷ったら一度問い合わせてみるのがおすすめです。

