ConoHa WINGの独自ドメインでメールアドレスを設定する方法!|初心者向け手順【Outlook・Gmail連携も】
独自ドメインのメールは信頼の土台になります。けれど実際につまずくのは、メールアドレスの作成後に必要なMX・SPF・DKIM・DMARCの整備です。
ここではConoHa WINGの管理画面どおりに、どのボタンを押して何を入れるかまで具体的に解説します。
最後にOutlookやスマホで使える接続情報と、到達率の初期チェックも載せました。

ConoHaで独自ドメインのメールを使う最短手順
1) メールアドレスを作成する
- ConoHaコントロールパネルにログインし、上部メニューから「WING」を選択します。
- 左側の「メール管理」→「メール設定」を開きます。
- 「+メールアドレス」をクリックし、以下の情報を入力します。
- アドレス名(例:info@yourdomain.com の “info” 部分)
- パスワード
- 容量(10MB〜20GBの範囲で設定可能) - 「保存」をクリックすれば、メールボックスが自動で作成されます。
ConoHaコントロールパネルにログインし、上部メニューから「WING」を選択します。

左側の「メール管理」→「メール設定」を開きます。

「+メールアドレス」をクリックし、以下の情報を入力します。

- アドレス名(例:info@yourdomain.com の “info” 部分)
- パスワード
- 容量(10MB〜20GBの範囲で設定可能)
これらを入力していきます。

「保存」をクリックすれば、メールボックスが自動で作成されます。

この時点では受信準備がまだ完了していません。
次に、メールが届くためのDNS設定を整えましょう。
2) MXレコードを確認・整備する
ConoHaのDNSを使っている場合は、独自ドメインをWINGに追加すると自動でMXレコードが設定されます。
念のため、左メニューの「DNS」を開き、対象ドメインを選んで次を確認します。

- タイプ:MX
- 名称:@
- 値:mx1.conoha.ne.jp(またはConoHaが指定する値)
- 優先度:10
外部DNS(お名前.comなど)を使用している場合は、同じ内容のMXレコードを手動で追加してください。
設定が完了してから反映まで、通常数分〜1時間ほどかかります。
3) Webメールで内部テスト
ConoHaのWebメールはブラウザからすぐに利用できます。
- コントロールパネルの「メール管理」→「メール設定」を開きます。
- 対象アドレスの右側にある「Webメールにログイン」をクリック。
- 作成したメールアドレスとパスワードを入力してログイン。
- 自分宛てに1通テスト送信してみましょう。
問題なく届けば、内部設定は正しく機能しています。
届かない場合は、DNS反映待ちかMX設定の不備を疑いましょう。
4) メールソフトで使う際の基本設定値
- ユーザー名:作成したメールアドレス(例:info@yourdomain.com)
- 受信サーバー(IMAP):ポート993/SSLまたはTLS
- 受信サーバー(POP):ポート995/SSLまたはTLS
- 送信サーバー(SMTP):ポート465(SSL)または587(STARTTLS)
- 認証方式:通常のパスワード認証
サーバー名はコントロールパネルのメール詳細画面で確認できます。
これを正しく入力しないと、Outlookなどの外部メールソフトで接続できません。
DNS設定を図解(MX/SPF/DKIM/DMARCの目的と正しい登録)
目的の全体像
- MX:メールの配送先を指定する(届くために必要)。
- SPF:自分のドメインから送信して良いサーバーを宣言。
- DKIM:メールに電子署名を付与し、改ざんやなりすましを防ぐ。
- DMARC:SPFとDKIMをもとに、受信側での扱い方を指定する。
これら4つを設定することで、迷惑メール扱いを防ぎ、ビジネス用途でも信頼されるメール運用が可能になります。
A. MXレコード(必須)
- WINGメニューから「DNS」を選択し、対象ドメインをクリック。
- MXレコードが一覧にない場合は「+」をクリックして追加。
| 項目 | 設定値例 |
|---|---|
| タイプ | MX |
| 名称 | @ |
| 値 | mx1.conoha.ne.jp |
| 優先度 | 10 |
ConoHaのDNSを使っている場合は自動作成されることもあります。
既存のMXが他社サーバー向けなら、誤送信を防ぐため削除してから追加してください。
B. SPFレコード(強く推奨)
- 「メール管理」→「メール設定」→対象アドレスをクリックします。
- 詳細ページの下部にある「DNS情報」を開くと、SPFの設定値が表示されます。
- 「DNS」ページに戻り、以下のようにTXTレコードを追加します。
| 項目 | 設定値例 |
|---|---|
| タイプ | TXT |
| 名称 | @ |
| 値 | v=spf1 include:spf.conoha.ne.jp ~all |
この設定により、ConoHaのサーバーから送信されたメールが正当と認識されます。
C. DKIMレコード(強く推奨)
- SPFと同様に、メール設定画面の「DNS情報」からDKIMの値を確認。
- 「DNS」で新規追加し、以下のように登録します。
| 項目 | 設定値例 |
|---|---|
| タイプ | TXT |
| 名称 | selector1._domainkey |
| 値 | v=DKIM1; k=rsa; p=(長い公開鍵文字列) |
設定後、Gmail宛にテストメールを送信し、メールソースで「DKIM=PASS」と表示されれば正常です。
D. DMARCレコード(推奨)
DMARCはSPF/DKIMの検証結果をもとに、受信側がどう扱うかを指定する仕組みです。
まずは監視モード(p=none)で設定しておきましょう。
| 項目 | 設定値例 |
|---|---|
| タイプ | TXT |
| 名称 | _dmarc |
| 値 | v=DMARC1; p=none; rua=mailto:report@yourdomain.com |
安定運用後、p=quarantine(迷惑メール扱い)→p=reject(受信拒否)に段階的に変更すると安全性が高まります。
反映確認の目安
DNS設定は反映まで数分〜最大3時間ほどかかります。
反映後にGmailやOutlook宛へ送信し、メールソースの「SPF」「DKIM」「DMARC」がすべて「PASS」になっていれば成功です。
どれかがFAILの場合は、入力値や名称の綴りを再確認しましょう。
Outlook・Gmail・スマホ連携(IMAP/POP/SMTPの正しい使い方)

IMAPとPOPの違いとおすすめ設定
メール受信の方式には「IMAP」と「POP」があります。
違いを理解しておくと、後々のトラブルを防げます。
| 項目 | IMAP | POP |
|---|---|---|
| 保存場所 | サーバー | ローカルPC |
| メリット | 複数端末で同期できる | 容量を節約できる |
| 向いている人 | PC・スマホ併用 | 1台だけで管理する |
現在の主流はIMAPです。
ConoHaのサーバーもIMAP対応なので、ほとんどのユーザーはIMAPで設定すれば問題ありません。
Outlookの設定手順(Windows/Mac共通)
- Outlookを起動 → 「ファイル」→「アカウントの追加」をクリック。
- 作成したメールアドレスを入力 → 「詳細オプション」を展開し「自分で設定する」を選択。
- 「IMAP」を選び、以下の情報を入力します。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 受信サーバー | メール設定画面に表示されたサーバー名 |
| ポート番号 | 993(IMAP・SSL) |
| 送信サーバー | 同上 |
| ポート番号 | 465(SMTP・SSL) |
| ユーザー名 | 作成したメールアドレス |
| パスワード | メール作成時に設定したもの |
設定後、「接続テスト」で問題がなければ完了です。
エラーが出る場合は、認証方式(SSL/TLS)やポート番号の入力ミスを確認しましょう。
GmailでConoHaの独自ドメインメールを送受信する方法
GmailからConoHaのメールを操作するには、「別アカウントのメールを読み込む」設定を行います。
受信設定(POP)
- Gmailの右上「⚙」→「すべての設定」→「アカウントとインポート」。
- 「他のメールアカウントを追加」をクリック。
- ConoHaのメールアドレスを入力。
- 以下の情報を設定。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| ユーザー名 | メールアドレス |
| パスワード | 設定時のパスワード |
| POPサーバー | コントロールパネル記載の受信サーバー |
| ポート | 995(SSLを使用) |
チェック項目:「サーバーにメッセージを残す」はON推奨(IMAPのように運用可)。
送信設定(SMTP)
- 「名前:送信者名」入力 → 「SMTPサーバー経由で送信」を選択。
- 以下を入力。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| SMTPサーバー | メール設定画面の送信サーバー |
| ポート | 465(SSL) |
| ユーザー名 | メールアドレス |
| パスワード | 同上 |
設定完了後、Gmail画面で送信元を選べるようになります。
独自ドメインのメールをGmailのUIで管理できるので、運用が非常に楽です。
iPhone/Androidの設定手順

iPhone(iOSメールアプリ)
- 設定 →「メール」→「アカウント」→「アカウントを追加」→「その他」。
- 「メールアカウントを追加」を選択。
- 以下を入力。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 名前 | 任意(例:会社名) |
| メール | 作成したアドレス |
| パスワード | 設定したパスワード |
| 説明 | 任意 |
- 「受信メールサーバー」→ ホスト名=受信サーバー名、ユーザー名=メールアドレス。
- 「送信メールサーバー」→ ホスト名=送信サーバー名、ユーザー名=メールアドレス。
- 「SSLを使用」ON、ポート993/465で保存。
Android(標準メールアプリ)
アカウント追加 → 手動設定 → IMAPを選択し、同様にポート番号とSSL設定を入力。
一部端末では「セキュリティ設定を確認します」と表示されるため、証明書が正しいことを確認して進めます。
つまずき解決大全(届かない・弾かれる・重複受信)
届かない・迷惑メール判定される原因
- SPF・DKIM・DMARCが未設定
- MXが複数サーバーに分散している
- 送信IPの評価が低い(新規ドメイン時に起こりやすい)
まず、DNSでSPF/DKIM/DMARCが正しく登録されているか確認しましょう。
Gmailにテスト送信し、メール詳細の「SPF=PASS」「DKIM=PASS」「DMARC=PASS」が揃えば問題ありません。
Microsoft 365やGoogle Workspace宛に届かない場合
企業ドメイン宛にメールが弾かれる場合、逆引き設定(PTRレコード)が原因のことがあります。
ConoHa側で設定済みですが、古いドメインではPTRが反映していない場合もあります。
管理画面の「サーバー管理」→「DNS設定」でPTR値を確認し、正しいホスト名になっているか見直しましょう。
重複受信・転送ループの解決方法
同じメールが何通も届く場合、転送設定が複数重なっているケースが多いです。
ConoHaの「メール設定」→「自動転送」で登録済み転送先を確認し、不要なものを削除します。
また、外部メールサービス(Gmailなど)でも「取得と転送」の両方を設定しているとループが起こるので、どちらか一方に統一してください。
メールログの確認
- コントロールパネルの「メール管理」→「メールログ」を開きます。
- 日時とメールアドレスを指定して検索。
- 「送信成功」「受信拒否」「認証失敗」などが表示されるため、原因を特定できます。
エラー文が「550」や「554」の場合は受信側に拒否されているため、SPFや送信IP評価を重点的に見直しましょう。
今日から運用開始!チェックリストと安全運用のコツ
初期セットアップ10項目チェック
- メールアドレスを作成
- MXレコード確認
- SPF設定済み
- DKIM設定済み
- DMARC設定済み(p=none)
- Webメールで送受信テスト済み
- Outlook/Gmail設定完了
- 自動転送・署名設定確認
- パスワードを強固化(12文字以上)
- ログイン履歴の定期チェック
この10項目をクリアすれば、独自ドメインメールの運用は安定します。
到達率を高めるポイント
- 一度に大量送信しない(1時間あたり50通以内が安全)
- 新規ドメインでは、しばらく低ボリュームで運用
- 署名・HTMLメールを整えて「スパムっぽさ」を排除
- メルマガ利用時は「配信停止リンク」を必ず付ける
メールの信頼度は、設定だけでなく運用方法でも左右されます。
バックアップと将来の移行を見据えた設計
IMAP利用ならサーバー上にメールが残るため、誤削除時も復元が可能です。
定期的にOutlookやThunderbirdでエクスポートし、ローカルにバックアップを取りましょう。
将来的にMicrosoft 365やGoogle Workspaceへ移行する場合も、このバックアップが役立ちます。
次の一歩(自動返信・ブランド強化)
- 自動返信:「お問い合わせありがとうございます」などを自動化
- エイリアス作成:info@/support@/press@など役割別に分ける
- メール署名:会社情報・SNSリンクを入れてブランド統一
こうした細部を整えることで、ビジネスメールとしての信頼性が格段に上がります。
まとめ

ConoHaのメールサーバーを使えば、独自ドメインメールを安定・安全に運用できます。
DNS設定(MX/SPF/DKIM/DMARC)を正しく行い、クライアント連携まで整えることで、迷惑メール対策も万全になります。
まずはWebメールで送受信を確認し、その後OutlookやGmailでの運用を始めてみてください。
